ようやっとフィニッシュでございます。
長らくかかってしまいすいません。
デビュー戦なんで、まあ許してください。
それではどうぞ。
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最後のラン。
完全に足にきてる。
初めて出たロングのアクアスロンの時ってこんなだったっけ?
両足の付け根に攣り症状が出ていました。
でも、去年走ったアクアスロンの時とは違い
ピッチを意識した練習をしたおかげで
思ったよりも速く、前に進むことができた気がします。
走り始めるとスイムよりバイクより
色んなことを考えながら走りました。
このぐらいで足が動かなくなるんだな、
練習足りなかったな、
ミドルなんてまだ夢のまた夢だな、
スイムも遅かったし、
バイクも抜かれまくったな、
あまりプラスのことは考えられず
悔しさばかりこみあげてきて
悔し泣きしてる自分がいました。
ただ、大勢がいるなかを走っている、
折り返しではボランティアの人が声をかけてくれます。
そんな状況にあるので泣き続けることはありませんでした。
みんなのハイタッチを受け止めるおじさんや
水をかけてくれるこどもたちやおばさん、
そんな人の励ましが
私にとって大きな力になって
足が前に進みます。
3周目の最後に息子たちが
同伴ゴール待機所で待っているのが見えました。
走りながら金網越しに上の子の名前を呼びましたが
全く聞こえないようでした。
あと1周です。
あの場所に速く帰らなくちゃ、子供たちが待ってる。
少しペースが上がります。
折り返すたびに水をかけてもらったので
シューズがぐしょぐしょでソックスまで濡れてしまい
少し靴擦れしてきていました。
足が少し痛いけど
そんなことよりあと1周でゴールできる、
あの場所に、あと少し。
足の攣りはもうほとんどありませんでした。
最後の周は悔しさは忘れ、
嬉しさが上回っていました。
金網越しにゴールが見えてきました。
妻と子供たちがこちらに気づいて手を振っていました。
最後の周回を折り返さず
フィニッシュロードに入りました。
ゴールライン手前
同伴ゴール待機所から子供たちが出てきて笑顔で迎えてくれます。
本能的に泣くことを我慢できなくなっていました。
このときの涙はなんだったんだろう、
それでも笑顔には笑顔で答えようと
グッとこらえて子供たちのそばまで来て二人の手を取りました。
「ゆっくり進んで」とスタッフに言われたので
後ろからは来ていないんだろう。
ゆっくりとゴールテープを
三人で手を上げて切りました。
ゴーーーール!
スイム: 31’55(335)
バイク:1’28”12(471)
ラン : 56’03(422)
総合 :2’56”10(429)
ランは複雑な表情で走っていたことでしょうw
人に自慢できるような結果では決してありません。
ロングをやってる人にとっては大した距離じゃないだろうし
エイジランカーの人にとっては大したタイムじゃないだろうけど
ゴールを目指す気持ちはいっしょだと思っています。
だから、今ぐらいは大きな声で言わせてください。
トライアスリートになったどー!!
おしまい
[3回]