上がった場所から自分のトランジットの確認を
事前にしっかりすることを忘れていた。
上がった場所で3秒ほど固まってしまった。
ようやく確認できて自分の荷物の場所へ移動。
シャツは雨ですでにびしょ濡れ。
着易いように裾を丸めていたのが逆効果だった。
裾を巻き込んでしまってなかなか下ろせない。
腕を背中に何とか回して裾を解く。
この方法も晴れてるときしか得策ではないな。
経験しなければわからないことだ。
川越の雨のときはシャツは全部袋に入れていたんだった。
思い返せばそうすべきだった。
続いてシューズ。
こちらは足の裏が上になるように裏返しに置いていたので
中は濡れていない。
これも川越で他の人から学んだ技だ。
シューズは比較的スムーズに履き、
約70秒ほどで準備完了。
ランへと移行した。
水溜りが恐いな、と思いながら恐る恐る歩を進め始めようとした横を
結構な速さで後ろの人に追い抜かれた。
そのとき、自分の目標を思い出した。
ランは15分30秒。
すでに70秒過ぎてるのに今のペースでは確実に無理。
追い抜かれたその人に気づかさせてもらった。
多分、引き離されるだろうことはわかっていたが
この人にできる限りついていこう、と、
水溜りを気にせず
足を上げストライドを広げピッチを上げることにした。
心拍が一気に上がった。
2ビートクロールで足を使っていない上に
カーフガードを履いて泳いだが
ふくらはぎに攣りそうな感覚が走った。
プールサイドのランコースを半周したところで
プールサイドから外れて約100mの15%勾配を駆け上がる強烈な坂道に入った。
今まで走ってきたペースで上がろうとしたが
これ以上動くとふくらはぎ攣るよ、という信号が足元から上がってきた。
ペースを一気に落としたが
先に登りに入った私を抜いた人も同様にペースを下げてるようだった。
何とか足を攣らすことなく、登りきり
平坦な道に入ったところで追い抜いていった人も同様にペースを上げていていた。
何とか追いつきたかったが攣りそうな足をとりあえず落ち着かせることに集中した。
それほど足への負担は残らず徐々に平常運転できそうな感覚になっていたので
抜いていった人には追いつかないが、
叶うかどうかわからない目標タイムに向けて
エンジンを再始動させた。
苦しいが足は上がる。
そういう感覚は練習で経験してるではないか。
苦しいながらも前へしっかり踏み込む。
再び距離が短いがさっきよりも急な感覚の上り坂に入る。
いや、実際は同じくらいだったかも。
ただ、最初に登った上り坂よりきつく感じた。
前に進む感覚がないわけではない、まだ行ける。
そう元気付け、給水所を通り過ぎ最初の折り返しを行う。
来た道を折り返す同じコースではなく
折り返しルートの下り坂と上り坂がある。
しかし、去年の園内の舗装された道路とは違い
所々隆起したり陥没したり砂利で荒れた道路だ。
逆に言うと今回の雨だと
荒れた道のほうが足場を気にするので転倒のリスクは減るかもしれない。
園内のルートだと滑って転びそうな場所はいくらでもあったし。
ルートは周回コースを2周して3周目を折り返さず
園内ルートに入り最後の直線は数少ない屋根の付いた施設に入りゴール。
ゴール直前では先日WTSの横浜大会で4位だった佐藤優香選手、
ゴールゲートでは同8位だった足立真梨子選手が迎えてくれました。
スイム12’56”
ラン 14’47”
総合タイム27’43”
スイムもランも目標としていたタイムをどちらも達成。
ランに関してはトランジット込みで
キロ5分を上回るタイムで周ることができました。
最初からとばしても何とか力尽きるようなこともなかったし
海アクアのs1500m/r10kmに比べればかなり短いので
去年とは違って力を発揮できる時間も延びたかな、と思う。
海アクアが調整レースのような状態に感じなくもないが
主戦場が今までそうだったのだから今年はしょうがないかな。
しかし、ここの坂道をこなしての3キロだがキロ5分切りはかなりの自信。
去年のコースよりも坂道は厳しく感じた。
去年の小金井アクアスロンのようなスイムの失敗をしなければ
こちらも良いタイムを出せるんじゃないか、と期待したい。
海が続いていたので久しぶりのプールアクア、
まずの感想はプールは泳ぎやすい。
でも目指してるものはこっちじゃないんだよな。
このままプールアクアスリートだったらウェットなんて買う必要ないんだし。
やっぱり目指すのは海で泳ぐトライアスリートだ。
次は8月2日の船形。
OWSとアクアスロンのダブルだ。
しっかり海慣れして
南房総の時のようなランにならないように
走るほうもバテないようしっかりこなしたい。
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