ウェットスーツを購入して1年。
とある、都下のトライアスロンショップで
練習会が3週間後というギリギリで申し込んた。
電話で
「事前に練習もしたいんで1週間前にはほしいんですけど。。」
要は2週間で作ってくれ、ということ。
店員さんも
「採寸もあるんで、ちょっときびしいかもねえ。。」
「そうですかあ。。」
「身長と体重はどれぐらいですか?」
「174cmで64kgぐらいです。」
「じゃあ間に合わなかったら私の私物貸してあげますよ。」
「!? ほんとですか?」
「採寸の時にお渡しします。」
初めて話す電話のみでこの気前の良さ。
レンタルじゃなくて私物って。
お客さんを逃したくないから、なのかな?、と
勝手な想像をして数日後、採寸をしにお店へ。
採寸をしてくれたのは店長と若い子。
世間話をしながらウェットスーツの種類を選ぶ。
電話口で貸してくれると言ってくれた人は
他のお客さんの接客を済ませた後に
私物のウェットスーツを持ってきて
店長と一緒に着るコツなんかを教えてくれた。
親切なお店でよかった、と店を後にし
後日、期限の二日前に購入したウェットスーツが家に送られてきた。
交換するように借りたウェットスーツを
送られてきたダンボールに入れて
お店に宅配便で送り返した。
それから数か月して
LUMINAの最後のページのトライアスロンにゆかりのある人の
紹介ページにウェットスーツを借りた人が紹介されていた。
話を読むにつれて
その人柄を肌で感じていたことを思い出しつつ
トライアスロンに出るようになれば、
また会うことがあるかもしれないな、と思った。
おかげさまで私はようやく今年スタートラインに立てます。
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